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株主優待クロス取引のあるある失敗事例とわずかなリスクと注意点


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株主優待タダ取り(クロス取引・つなぎ売り)はほぼノーリスクローリターンという美味しいイベント投資ですが、そのあるある失敗事例やわずかなリスクや注意点について考察してみます。知っているだけで回避できるミスや失敗もありますので、注意しながら安全運用を心がけましょう。

 

 

株主優待タダ取り クロス取引 つなぎ売り リスク 失敗事例 ミス 注意点 

 

 

ヒューマンリスク編と株式取引環境リスク編と市場リスク編と優待券使用リスク編の大きく4編に分けて解説していきます。

 

 

ヒューマンリスク編

 

最も多い失敗事例がヒューマンエラーです。ただの凡ミスですが、多くの株主優待クロス取引を行うと人為的ミスがどうしても増えてきますので、各自の工夫でミスを減らしていく必要があります。証券会社ごとにルールが少しずつ異なる場合もありますので要確認です。こちらでは、私自分への戒めの意味も込めてやっちまったあるあるヒューマンエラーをまとめていきます。経験知です。しくじり先生です。いや、反省文であり、レクイエムです。

 

 

株主優待条件勘違いミス

 

各企業の株主優待がもらえる条件が記載されていますが、この条件も頻繁に変更されていますので去年もらえたとしても常に最新の情報を確認するようにしましょう。各証券会社の優待情報、ヤフーファイナンスの優待情報も手軽ですが必ずしも最新とは限らず、各企業のホームページや適時開示情報の確認の方が公式で確実です。何でもそうですが一次情報を取りに行く姿勢が大切です。

 

 

長期保有優遇条件ミス

1年以上などの条件が最近特に増えてきています。クロス取引を中心とした瞬間株主対策です。1株主になって長期保有条件をクリアする裏技もあります。

 

 

特にコロナ禍以降は長期保有条件が厳しくなったり、あっけなく優待廃止という傾向が強くなっていますので、適時開示などで最新の情報取りは確実にしましょう。

 

 

株数ミス

株数によってもらえる優待が異なります。最低単位が毎回100株とは限りません。

 

 

権利月日ミス

優待権利日(基準日)は月末だけとは限りませんし、年2回とも限りませんし、年2回同じ優待とも限りません。

 

 

去年や前期の情報鵜呑みミス

去年や前期にもらえたからと言って今期ももらえると限りません。

 

 

クロス取引注文ミス

 

複数銘柄を同時に注文すると注文内容も複雑化して誤発注が増える傾向にあります。にんげんだもの。エクセル等でポジションや利益を管理しながら確実な運用・確認を心がけることで誤発注は減らせます。にんげんだもの。機械で自動化してくれればいいのに。

 

 

純利益計算ミス

かかる金利と売買手数料と優待価値から純利益がきちんと計算できないと高い優待を買うことなるパターンです。ミイラ取りがミイラです。各証券会社の金利や手数料等しっかり理解して必ずプラスになる取引を実行することが大切です。

 

 

忘れがちなのが、1ヵ月毎に発生する事務管理費です。一般的に、建約定日から1カ月経過するごとに、1株あたり11銭(税込)の事務管理費が発生しますが、最低110円から最大1,100円となります。知らないうちにボディーブローのようにきいてきます。ちなみに日興証券は事務管理費がかかりません。

 

 

1ヵ月毎の定義とは応答日(同じ日付に対応する日)となります。例えば、3/15約定日の信用ポジションなら4/15に発生します。ただ、1/31約定日なら3/1ですね。

 

 

手数料コース選択ミス

証券会社毎に様々な手数料コースが選択できます。基本的には、1約定毎にかかる手数料か、1日合計取引金額にかかる手数料になります。現在の手数料コースを理解・認識してトレードしないと、クロスしたのに赤字になるなど痛い目を見ます。都度確認する癖をつけて柔軟に変更して最安手数料を目指しましょう。

 

 

特に1日約定金額ベースのコースの場合は、合計100万円以下ならタダなどお得なことが多いですが、そこを超えると一気に手数料が1000円単位でアップしたりするので要注意です。これを狙っているとしか思えないです。

 

 

また1日取引金額の手数料コースは、証券会社によって条件が異なるのでよく確認して理解しておきましょう。現物取引、信用取引(制度・一般)など個別計算なのか合計計算なのかなど。

 

 

手数料コース変更が適用されるタイミングも要確認です。即日なのか?翌日なのか?その時間は?

 

 

制度信用特攻隊ミス

制度信用でイケイケで特攻して圧倒的逆日歩で死亡するパターンです。ちーん。特に人気のお食事券系が危険です。過去の逆日歩履歴を調べたり、想定される最大逆日歩と日数から最低限の純利益を計算するなどリスク管理は慎重に。

 

 

日興証券では逆日歩予報といったサービス(勝手に逆日歩スカウターと呼んでいます)もありますので参考になりますが妄信は危険です。それでも逆日歩スカウターで高い数値が出ている銘柄には近づかないことをおすすめします。自分の戦闘能力が上がると、逆日歩スカウターに頼らなくても、相手の気で逆日歩ポテンシャルが分かるようになると言います。

 

 

逆日歩の倍率は権利付最終日がデフォルトで4倍。貸株注意喚起銘柄になると8倍。さらに異常な貸株超過状態になると10倍。と跳ね上がります。制度信用突撃は最悪の10倍は覚悟しておくことです。または注意喚起や貸株残の状況を見ながら勇気ある撤退も必要です。

 

 

逆日歩の計算式として1倍で株価の0.2%なので最悪の10倍でも2.0%かなとおおよそ把握できますが、500円以下の株価に対しては1倍で一律逆日歩1円になります。つまり、最大逆日歩の10倍で10円です。仮に株価100円とすると、最逆で10円、なんと10%の逆日歩です。株価が小さいからと無謀にガンガンいくと死ねます。盲点です。あーめん。

 

 

そして事前計算から制度信用でも確実に勝てると分かっているオイシイ銘柄(例えば1回限りの記念優待など)でも、人気が出ると権利付最終日前日には売り禁になります。確実にとるなら1日早めにクロスしておくと安心です。

 

 

ただ、早めのクロスで、最終日だけ危険と判断して1日分だけ逆日歩に気を付けようと思ったら、売り禁でまさかの2日分(曜日によっては4日分!?)の逆日歩マックス被弾もありえる諸刃の剣です。南無。

 

 

ちなみに、制度信用売りの場合は、配当落調整金が配当金額の84.685%の支払いとなるため、特に高配当株では少しだけ恵みの還付があります。このサヤ抜きを狙う、いわゆる配当クロスも可能です。この場合逆日歩被弾しなければ、税金込みで12%程度の利益ですね。配当控除との合わせ技もありますね。

 

 

一般信用と制度信用選択ミス

一般信用売りのつもりが、制度信用売りになって逆日歩を被弾するパターンです。

 

 

一般口座と特定口座選択ミス

一般信用と混同して一般口座での取引を選んでしまうパターンです。基本的には収益・税金の計算が楽な特定口座を選びましょう。一般口座の方が経費算入しやすくてあえて選ぶ人もいるようですが。

 

 

クロスになってないミス

片方だけの注文だけ出して、もう片方を忘れるパターンです。または、両方とも売りまたは買いのポジションをとってしまうパターンです。

 

 

他には似たような銘柄のクロスをやってしまうパターンです。例えばドトールとトリドールでやらかしたことがあります(涙)。慣れてきて無意識に注文しているとこうなります。最後に注文結果をダブルチェックするくらいの気持ちで!

 

 

売りと買いの株数ミス

売りポジションと買いポジションの株数が同数でなく値動きのヘッジができていないパターンです。

 

 

引け成り注文ミス

寄付注文の場合は問題ないのですが、ザラ場で一般信用をゲットできた場合は、引成注文を出す必要があります。ただ、よくやらかすのがいつもの感覚で普通に成行注文を出してしまうことです。急いでいるからこそなおさら起きやすい事件なのです。

 

 

ザラ場の成行注文は基本的には不利な価格で約定しますし、買いと売りの注文の時間差もあり、完全相殺のクロスができず損失が出ることが多数です。何度も発注画面を指差し確認して注文ボタンを押しましょう。

 

 

50単元ルールミス

一つの証券会社では1銘柄につき1回あたり50単元しか空売りできません。また、日頃の出来高と比較して過大な数量のクロス取引も控えないと聞き取り調査が入る旨の注意文もあったりします。

 

 

クロス限度株数ルールミス

GMOクリック証券など一般信用の在庫はたくさんあっても、注文できる株数(単元数)に限度を設けている場合があります。在庫があるからとせっかく資金を入金しても注文できない場合もありますので事前によくご確認を。

 

 

現引忘れミス

手数料節約のために、制度信用買いから現引きするつもりが安心して忘れてしまい、優待権利を失うという、証券会社に手数料献上パターンです。値動きがヘッジできているだけまだマシかもしれません。

 

 

一般信用売り期限ミス

一般信用売りには基本的には15日などの期限が設定されています。証券会社によって期限の定義(土日を含むか否かなど)も異なるので、しっかり確認しておくこと。期限も短期と長期と分かれている場合がありますので要確認です。信用金利の安い無期限信用売りがうれしいですね。

 

 

こちらもさんざん金利を払っておいて権利付最終日直前に優待権利を失う手数料献上パターンです。逆に言うと直前になるとクロスミスの在庫が少なからず出てくるということです。

 

 

現渡忘れミス

優待権利付最終日に現渡を忘れて金利手数料を献上パターンです。複数口座でクロスした場合も全口座現渡するのを忘れがちです。最悪は強制決済されてさらにペナルティ手数料を献上パターンです。

 

 

スケジューラ等でリマインド機能を使って絶対忘れないこと。現在メルマガ特典でイベントリマインド機能を提供していますのでご活用ください。自らの失敗を元に再発防止のために作成しました。

 

 

なお、SBI証券のフライングクロスはペナルティ無しの強制決済を使ったテクニックです。

 

 

注文キャンセルミス

信用余力がギリギリで注文していると、楽天証券など朝イチに自動で注文キャンセルされる場合があります。特に外国株等を担保にしていると、夜中に変動した外国株の値段が下がると信用余力不足でせっかく苦労して争奪戦で一般信用売り枠を確保した注文まで全てキャンセルされる場合があります。朝から茫然自失となりますので、資金にも心にも余裕を持つことが大切です。

 

 

追証ミス

現物買いポジションは問題ありませんが、信用ポジションは株価の変動による追証に注意する必要があります。激しく暴落する〇〇ショックのようなときは特に注意が必要です。保証金率(最低維持率)の%を把握しましょう。また、現物買いポジションを担保にしている場合は80%分が担保されて3.3倍のレバレッジなのでほぼ心配はいりませんが、ストレスレスになるようにクロス資金の余力は十分に。

 

 

信用配当落調整金不足ミス

信用売りには権利日をまたぐと配当が徴収されます。(逆に信用買いの場合は配当がもらえます。)配当落調整金という名目ですが、数か月後にとられるので、証券会社によってはその分の出金を事前に制限してくれますが、全て出金できるところだと資金不足のアラートメールがきますのでご注意下さい。

 

 

現物買いの配当金は所得税と住民税の税金が強制的に約20%徴収されて入金され、信用売りの配当落調整金は100%徴収されるので、差額の配当金の約20%を口座に残しておく必要があります。ただし、最後には確定申告や年末調整等でこの差分もゼロに調整できます。

 

 

資金回転ミス

必要な時に必要なお金が即時入金できず、資金の回転率が悪くなることがあります。つまりチャンスを逃します。

 

 

現渡後に資金が戻ってきたらしっかりハブとなる銀行口座に出金手続きもしておきましょう。証券口座によりますが、最速で当日、翌日、二日後だったりと、すぐに出金できるわけではありませんので。どこの口座で何日で出金できるかを把握しておくことも大事なポイントで、IPO投資など含めたイベント投資で資金を効率よく回転させることにつながります。

 

 

キャッシュ不足貧乏

優待クロス取引に熱中する余りどんどん資金を入金しすぎて銀行口座内に現金(キャッシュ)が全然残っていないパターンです。直近の生活費が足りないとか、クレジットカードや公共料金などの銀行引き落とし時に口座にお金がないなんてことはなきように。

 

 

月末になると資産のポートフォリオがほぼ全て株式というリスク資産になっている方はいませんか?年齢ごとのリスク方程式も意識しましょう。銀行預金(キャッシュ)という安全資産も必要です。

 

 

株式取引環境リスク編

 

ネットで株式取引する環境にも様々なリスクが潜んでいます。万が一の準備をしておきましょう。

 

 

デバイス故障リスク

 

スマホやタブレットやPCなど株式取引用のデバイスが故障するリスク(場合によっては紛失も)があります。万が一故障しても、もう一台予備があれば安心です。近くに知り合いがいれば誰かに借りるのも手ですね。

 

 

例えば、iPhone端末とAndroid端末があれば、スマホ故障リスクもヘッジしながら、インストールできるアプリの自由度も上がって便利になるメリットがあります。一方で充電や持ち出し等の管理の手間は増えるデメリットはあります。

 

 

ネットワーク障害リスク

 

スマホやパソコンで株式取引するにしても、ネットワークがつながらないリスクがあります。不意なネットワーク障害もあれば、場所によっては電波が届かない場合(1本だけのアンテナも回線が細くて速度が出ないので要注意です)もあります。

 

 

前場と後場の間の昼休みの時間がない中急いで注文を出そうして、信用売りだけ注文が通って、信用買い注文がネットワーク障害で通らなくてめちゃくちゃ焦ったこともあります。スマホを再起動したらつながってギリギリ間に合いましたが。

 

 

そんな時に、ネットに繋げる複数手段を持っておくと安心です。スマホ、テザリング、モバイルWi-Fi、フリーWi-Fi(セキュリティ上は避けたいですが)、自宅の光ファイバーなど。そして、できる限り時間の余裕を持って注文を入れましょう。

 

 

一時KDDIのauの86時間にも及ぶ大規模通信障害も騒がれていましたが、スマホもキャリアのリスク分散したデュアルシムにしておくと安心ですね。対応しているiPhoneも多いです。投資だけでなく災害時や緊急時にも安心感が高まりますね。仮に86時間も完全に止まったら投死かもしれません。

 

 

例えば、ドコモ系、au系、ソフトバンク系、楽天モバイル系の回線からメインサブの2種類をデュアルシムで準備しておくと回線障害にも強くなります。

 

 

めったに使わないサブは格安SIMなどの格安プランを探して契約しておきましょう。楽天モバイルも1Gまでで0円無料とサブ回線として大活躍だったのですが、2022年7月(実質は11月)からの改悪で次の候補を探す必要がありそうです。例えば、TOKAIホールディングスの300株の株主優待クロス取引でLIBMOを毎月850円割引でほぼタダ同然で継続するのも手ですね。

 

 

ただし、契約プランにもよりますが、データ容量だけは注意しておきましょう。気づけばサブ回線のままで使い続けて請求が大変なことになるかも!?

 

 

デュアルシムならスマホの設定ですぐに切り替え可能です。併せてIPアドレスもすぐに切り替わります。回線の切り替え忘れ(戻し忘れ)はなきように!

 

 

証券会社サーバーダウンリスク

 

大きなニュースが流れて注文が殺到して負荷オーバーなったり、様々な不具合で証券会社のサーバーがダウンする可能性があります。つまり、新規注文もできなければ、注文変更もできないということです。

 

 

そんな時に複数の証券会社の口座を開いておけば、リカバリーできる可能性もあります。

 

 

市場リスク編

 

ヒューマンエラー以外にも株式市場のリスクもごくわずかに存在しますので理解して警戒しておくとより安心です。可能性の高そうなリスクから順に並べてみます。

 

 

引け成り注文リスク

 

基本的には寄付の成行注文がベースとなりますが、ザラ場中に一般信用在庫を見つけたりして注文を入れる場合、引けの成行注文となります。その場合、出来高が少なくて流動性が低い銘柄などは注文が成立せずにキャンセルされるケースがあります。

 

 

また、ザラバや引けでの注文は、直前値から株価が変動する可能性があり、不公正取引に該当する場合があるとの注意文があったりします。できる限り寄り付きの成り行き注文としましょう。

 

 

現引停止リスク

 

手数料節約で信用買いからの現引取引を実践している場合に、貸株注意喚起も待たずに突然の現引停止になるケースがあります。現引きできないのでもはや引け等で反対売買の決済するしかありません。

 

 

信用買いは手仕舞いしつつさらに手数料をかけて現物買いするか、または潔く完全撤退です。傷は手数料負けだけでよしとしましょう。

 

 

ストップ高・ストップ安リスク

 

株式市場ではストップ高やストップ安が発生します。それが優待銘柄になることはめったにありませんが、その場合はザラ場では成行注文と言えど需要と供給がアンバランスなので売買が成立しません。

 

 

成立しないだけならよいのですが、大引けでストップ高比例配分またはストップ安比例配分で一部だけ(売り買いの片方だけ)注文が成立してしまう恐れがあります。証券会社ごとに時間優先や抽選で割り当てられます。

 

 

必ずお昼休み等の大引け前までに約定状態を確認して、寄り付きで成行注文が通らない銘柄は、注文キャンセルしておくと安全安心です。

 

 

株式分割リスク

 

権利日をまたいで株式分割もたびたび実施されます。100株が200株の2倍に分割するなど整数倍であれば問題ありませんが、ごくまれに1.1倍等の中途半端な小数点で分割されるケースがあります。そうなると、auカブコム証券など証券会社によっては信用売りポジションが継続できず権利日前に強制決済される場合があります。ハイデイ日高など事例としてありました。

 

 

株式分割は基準日の2週間前までに発表するルールがあるようですが、小数点の株式分割が適時開示で発表されたら残念ですが権利日までに現渡して撤退しましょう。

 

 

現引の受渡フェイルリスク

 

めったにありませんが、権利付最終日に信用買いと現引取引を行うと、取引記録上は約定していますが、現物がうまく調達できなくて受渡しできずに証券会社から連絡が来る場合(決済遅延=フェイル)があります。その場合は、ケースバイケースですが配当金補償や優待相当品の補償もあります。

 

 

優待相当品として金額分の金券や商品券がもらえる場合はむしろラッキーとも言えます。例えば楽天証券での「あさくま」のフェイルでは、配当金500円支払い・優待お食事券4000円分・議決権行使特典のお食事券1000円分の合計5000円分のJCBギフトカードがもらえたようです。

 

 

権利付最終日のせわしない売買はそういった危険も伴うのです。何事もゆとりを持って。

 

 

一般信用強制決済リスク

 

こちらもめったにありませんが、証券会社の一般信用売建の株の在庫不足により強制決済されることがあります。発表から強制決済までの時間があまりないケースもあります。メール等の通知を常に監視しているわけではないので、ノーダメージで対処しきれない場合もあるかと思います。

 

 

実際に2020年7月にGMOクリック証券にて、丸善CHIホールディングスの在庫不足が発生し、強制決済が実行されました。買いポジションだけになるので当然収益がマイナスの赤字になる方もいたのではないかと思います。

 

 

ある意味事件ですが、規約にも記載されており(見ている方はほぼ皆無かと思いますが…)、こういったリスクもあることは理解しておきましょう。

 

 

優待廃止リスク

 

優待企業の業績が悪化した場合、配当金も優待も出せなくなる場合があります。マイナーな企業ほどそのリスクが高くなります。それでも金利と売買手数料だけが損失となるので、リスクは限定されていると言えます。

 

 

優待権利日変更リスク

 

コロナショック相場のように地政学的リスクが生じた場合は、株主総会延期などの可能性があります。その場合は、配当金も優待も権利基準日が変更になる可能性があります。そうなってはもう運がなかったとあきらめも肝心です。

 

 

優待銘柄破綻リスク

 

優待企業が破綻した場合は当然優待なんてもらえるはずはありません。クロス取引中に破産のうわさが流れたりした場合は現渡してすぐに市場から撤退しましょう。アンテナを張っていれば逃げる時間は少なからずあるはずです。そして、値動きが相殺されているからと言って、あまり規模の小さな会社に大きな投資額をつっこまないことです。

 

 

証券会社破綻リスク

 

ほぼありえませんが証券会社が破綻(倒産)するリスクもゼロとは言えません。過去にも山一証券やアメリカのリーマンブラザーズ証券などが破綻しています。

 

 

銀行預金のペイオフと同じように、顧客資産の分別管理として1顧客あたり1,000万円まで補償されますので、資金は一社に集中して偏らせずに複数社に分散しておくなど運用額には気を配りましょう。補償対象は入金しておく資金や有価証券や投信や信用取引の委託保証金などになります。一度ルールを確認しておくと勉強になります。

 

 

株主優待券使用リスク編

 

間違いだらけのを優待生活を送ってきましたが、せっかくもらった株主優待券ですから、お得に確実に使い切りたいものです。

 

 

優待券期限切れミス

 

最も多い失敗が期限切れです。半年や1年の期限が多いのでしっかり管理して期限が来る前に使い切りましょう。使い切れない優待券は、金券ショップやヤフオクやラクマ等で売却・換金しておくのも有効です。

 

 

優待が到着したらいつどこで使うか計画することや、優待期限順にファイリングするのも一つの回避策です。定期的に整理がてら有効期限をチェックしてもいいですね。株主優待生活の桐谷さんのように期限に追われて毎日自転車で爆走する生活もなかなか大変だと思います。。。ストレスがすごそうです。

 

 

またコロナショック等で世の中的に優待を期限内に使うことが困難な状況になったら、各社にて期限延長することもありますので適時開示情報を確認することも大切です。期限延長されているのに間違って捨てないように。。。

 

 

優待券使えないお店ミス

 

同じ会社のグループとは言え、店舗によっては一部だけ優待券が使えないお店もあります。そもそも家の近くにお店がない場合もあります。優待券同封のパンフレットや公式サイトにてしっかり確認してからお店に行って間違えることなく買い物や食事したいものです。分からなければ電話してから行くと安心です。

 

 

優待券切り離し無効ミス

 

東京ドームなど優待チケットを冊子から切り離すと無効になるケースがあります。冊子がかさばるからと必要な部分だけ切り離して持参すると無効で使用できません。優待を使うためだけにはるばる移動して最後に無効宣言されるとフリーズします。注意事項をよく読みましょう。

 

 

優待品応募ミス

 

優待の種類によっては、株式書類に同封されるカタログ優待などハガキ等に必要事項を記入して期限内に返信しないともらえない場合があります。書類の中身をしっかり確認する癖をつけましょう。例えば、1株主端株優待はパンフレットにしれっと美術館などの無料チケットが印刷されている場合もありますし、議決権行使するとポイント等が追加でもらえる隠れ優待もあります。

 

 

また、議決権行使だけでクオカードがもらえたりすることも書いてあったりしますので捨てる前に軽く確認しておきましょう。

 

 

優待品受け取りミス

 

紙などのペラペラの優待券であれば普通に郵送されてポストに投函が多いですが、食べ物や飲み物といった商品の場合は、ポストにも入らないのでしっかり宅急便の受け取りが必要です。長期の旅行等で受け取りできないと会社に返却されて終了ということもあります。特に生ものは注意です。ふるさと納税でも同じですね。

 

 

突然発送されてくることもありますので、どの優待がいつ頃届くかはブログ等で昨年度の情報を仕入れておくと心の準備ができて安心です。家に宅配ボックスがあると便利ですね。もし受け付けてくれれば事前に企業に連絡して日程調整するのもアリですね。

 

 

また、引っ越しの場合も住所変更や転送届を出しておくなど注意しましょう。ちなみに郵便局やヤマトは転送届が可能ですが、佐川は不可能です。優待品は権利日の数か月後に、権利日時点の住所に送られてきますので、佐川の場合は宛先不明で送り返されたり、そのまま次の住人の宅配ボックスに配達されて迷惑をかけるかもしれません。

 

 

佐川は発送前にメール通知のサービスもありますのでそこで事前に検知して佐川に電話するのもありかもしれませんし、郵便物以外になる優待品の企業には事前に発送先を変えてもらうように連絡しておくのも一つかもしれません。大量にクロス取引をしていると・・・企業に電話連絡はちょっと現実的ではないですね。引っ越しにもこのようなお荷物行方不明リスクがあることを理解しておきましょう。

 

 

優待品保管できないミス

 

優待商品を受け取り出来ても、大量の数kgの冷凍肉など自宅の冷凍庫に入りきらず保管できないパターンです。すぐに食べられるものなら問題ありませんが、食べきれないものをもらわないようご注意下さい。

 

 

お得なはずなのに家族に怒られます。毎日同じ食卓となります。文句を言ったら優待取り禁止令が出されたりと大変なことになります。ふるさと納税あるあるでもあります。また、要らないかさばるゴミになるものを取らないように。

 

 

再発防止として二度と同じものを取らないよう優待禁止リストに入れさせられます。冷蔵庫にも禁止リストが貼り出されます。なんだかラクマやメルカリの優待出品禁止リストみたいです。どちらも守らないと大変なことになることは火を見るよりも明らかです。

 

 

そして、特にナマモノは賞味期限も確認しながら腐らせないよう気を付けてください。優待をもらうことに満足しないこと。消費することまで考えて優待をもらいましょう。いろいろな企業から優待品が発送されてくることが楽しくて、たまに優待をもらうことだけが目的になる人がいます。(私のことです。す、すいません。。。)

 

 

株主優待タダ取り クロス取引 つなぎ売り リスク 失敗事例 ミス 注意点

 

 

以上のようにヒューマンリスク編と株式取引環境リスク編と市場リスク編と優待券使用リスク編の4編に分けて、株主優待タダ取り(クロス取引・つなぎ売り)のあるある失敗事例とわずかなリスクと注意点についてまとめてきました。

 

 

これだけ多くのリスクがあると危険な感じもしますが(ここまで書き出してみて自分でも少しびっくりしています。)、きちんとルールを理解して間違えなく実践すればほぼノーリスクであることに変わりないので恐れすぎることはありません。

 

 

いわば優待クロスの「光と闇」のかすかな「闇」の部分とも言えます。今後も優待クロス取引のヒヤリハットを体験しながら随時事例を追加していきます。自分も含めて同じ失敗をする人が一人でも減るように。

 

 

実際に失敗して猛反省して再発防止に役立てることはもちろんのこと、可能性のあるリスクを知って防げる失敗を回避することも大切です。失敗は成功の母とも言います。人間は失敗から学ぶのです。

 

 

豊かな株主優待生活へ向けて、リスクコントロールし、より安全な運用を心がけましょう。


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