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株主優待タダ取り(クロス取引)の特徴とメリット・デメリット


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株主優待タダ取り(クロス取引・つなぎ売り)の特徴とメリット・デメリットに
ついて収益性や安全性等の評価項目に沿ってまとめていきます。
株主優待生活が実現できるというノーリスクローリターン投資として楽しみながら
このお金の教養を実践してはいかがでしょうか。

 

 

評価項目

評価

 コメント

収益性

株主優待券分の価値のローリターン投資の積み重ね!

安全性

手法を正しく理解して実践すればノーリスク投資!

お手軽度

ネット証券会社口座を開設して売買するだけ!

継続性

毎月毎年チャンスはやってきます!

ワクワク度

毎月発送されてくる株主優待の数々にワクワク!

総合

コツコツ型ノーリスクローリターン投資としておすすめ!

 

 

株主優待タダ取り クロス取引 つなぎ売り メリット デメリット 特徴 

 

 

株主優待タダ取り(クロス取引)とは

 

株主優待タダ取りとは、その名の通り株主優待券を実質タダ(無料)でもらう
手法になります。またの名を、株主優待クロス取引株主優待つなぎ売りとも
言います。

 

 

通常、株主優待の権利付最終日の翌日、つまり権利落ち日になると、株価は大きく
下落します。なぜなら、配当金と株主優待の価値分がなくなった分、株式が市場で
売られるからです。よって、株主優待目的で銘柄を直前に買っても損することが
多いのではないでしょうか。長期保有で優待株を持つにしても、〇〇ショック等で
一時的に大きく暴落してしまう可能性もあります。逆にその時こそが優待株を買う
チャンスでもあるのですが、今回ご紹介するのは値動きリスクを取らない手法です。

 

 

そこで、効果を発揮するのが、この株主優待タダ取り(クロス取引)なのです。
しかも、正しく手法を理解してやり方さえ間違わなければ100パーセント勝てる
つまり利益が出るという、ノーリスクローリターンの魔法の投資手法なのです。

 

 

やり方は、市場が開いていない時に、株式の現物買い成行注文と信用売り成行注文
逆日歩という手数料がつかない一般信用売りを推奨)を同株数、同時に出します。
こうすることで、株価がどう乱高下しようが、通算損益がヘッジ(相殺)される
ことになります。これをクロス取引やつなぎ売りと言います。

 

 

そして、権利落ち日に、手数料無料の現渡注文(品渡注文)することで、現物株と
信用売り株を相殺して、株主優待権利だけゲットすることが可能となります。

 

 

参考:SBI証券のクロス取引(つなぎ売り)解説ページ

 

 

これで、リスクを取らずに桐谷さんみたいな株主優待生活を始めることも不可能では
ありません。

 

 

株主優待タダ取り(クロス取り)のメリット・デメリット

 

 

株主優待タダ取りの魅力(メリット)と注意点(デメリット)について、
各評価項目毎にまとめていきます。

 

 

収益性: 株主優待券分の価値のローリターン投資の積み重ね!

 

通常、株主優待券の価値は株価(投資額)に対して、1%前後になります。
もちろん、銘柄によっては、3%程度利益が上がるものもがあります。

 

 

ただし、株式の売買手数料や信用売り貸株金利等がかかるので、もう少し
利益率が落ちることになります。

 

 

売買手数料は株価にもよりますが、現物買と信用売りを併せると、ネット証券で
0.050%〜0.2%程度になります。(購入額が多いほど手数料が安くなる)

 

 

貸株金利は、証券会社にもよりますが、例えばSBI証券の一般信用売りで、
3.9%/年=0.0107%/日となります。1,2日程度なら大したことありませんね。

 

 

つまり、純利益を計算式で表すと、

 

純利益 = 株主優待価値 -株式売買手数料 - 信用売り貸株料

 

となり、純利益>0が成立すれば100パーセント勝てる素晴らしいノーリスク
ローリターン投資になります。

 

 

株主優待価値は、人によって見積もりが異なります。例えば、クオカード等の金券なら
そのままの額面価値で分かりやすいです。お食事券なら普段使うお店なら額面価値、
使わないなら金券ショップやヤフオクで売却する相場の価値。デパート等の**%割引券
ならそのデパートで買い物する金額で決まる。といったように人により株主優待価値は
変わってくるので、あなたにあった値段をつけてお得さの純利益を計算しましょう。

 

 

ポイントは、信用売りは、逆日歩がかからない一般信用売りを使うことでトレード前
からノーリスクが実現し、大きな逆日歩コストがかかる可能性がある制度信用売りは
使わないことです。もちろん、制度信用売りは結果として逆日歩がかからなければ
勝てるのですがトレードしてみないと結果が分からずドキドキしてしまいます。

 

 

また、配当金は現物買い分は、通常通り約20%引いた分がもらえますが、信用りした
分は、配当調整金として、100%さっぴかれます。これは、証券会社にもよりますが、
特定口座の源泉徴収有りであれば、自動的に調整されて還ってきますし、それ以外でも
確定申告しても還ってきます。

 

 

さらに、株主優待クロス取引だけしていると、証券口座上の損益は必ず売買手数料分が
マイナスになりますが(優待の価値を加味するとプラス)、確定申告時に他の利益の
出ている証券会社と損益通算すれば、税金が還元されるというちょっとした節税効果も
あります。

 

 

以上収益性についてまとめると、後ほど述べる毎月やってくる株主優待チャンスに
トライして資金を回転させれば、原資はもちろん必要ですがノーリスクで年率5%程度は
収益が上がる計算になります。
(例えば手数料諸々込みで利益0.5%/月×12か月=6%/年という計算です。)

 

 

安全性: 手法を正しく理解して実践すればノーリスク投資!

 

基本的には、株主優待クロス取引手法を正しく理解して実践すれば、ほぼ100パーセント
負けることはないノーリスク投資になります。負けることがあるとすれば、欲が出て
ルールから外れた売買をしたり、売買自体をミスして間違えた場合くらいです。

 

 

現物買いと信用りでリスクをヘッジするので、まったく株の値動きに対する不安や
ストレスがありません。精神上すばらしいです。

 

 

よって、ただ無心で淡々と正確に毎月売買を実践するだけで誰でも勝てるのです。
勝てる投資というものは概して派手ではなく地味でコツコツしたものです。

 

 

※厳密にはストップ高やストップ安時に注文が約定しないケースもごくまれですが
発生することがありますので、相場が大荒れの時や寄付前にクロス銘柄の大きな
ニュースが流れたときはクロス注文を控えた方が無難ですのでご注意下さい。

 

 

株主優待クロス取引のわずかなリスクや失敗事例と注意点はこちらを参照

 

 

お手軽度: ネット証券会社口座を開設して売買するだけ!

 

株主優待クロス取りは、SBI証券・カブドットコム証券・楽天証券・GMOクリック
証券・松井証券と言ったネット証券会社の口座を開設して、先ほどのクロス取引
(つなぎ売り)手法で株価の乱高下をヘッジしながら売買するだけです。

 

 

最初だけやり方を理解して覚える手間が発生しますが、一度覚えればあとはひたすら
機械的に毎月繰り返すだけになります。

 

 

この機械的に淡々としかも正確に繰り返すことができる人には向いている投資と言える
でしょう。めんどくさがりやには向かず、コツコツやることが得意な人向けです。

 

 

継続性: 毎月毎年チャンスはやってきます!

 

株主優待株は年間1回または2回権利確定日がありますので、1銘柄につき、
年間1,2回のチャンスがあります。さらに、株主優待株は世の中に1000社以上
あると言われており、毎年毎月優待権利確定日のチャンスがやってくるのです。

 

 

一般的に企業の決算月が多い、3月、9月、12月の優待権利確定日が多くなります

 

 

よって、優待権利確定日の数だけ資金回転率が上がることになります。一度株主優待
クロス取引をしても、拘束される資金は短くて 1週間程度だからです。通常優待株を
長期保有しているだけであれば、値下がりリスクにさらされながら配当金と優待の
チャンスは年に1,2回のみとなりますが、この技は年間12回以上何度も資金を回転
させるので資金効率が高いのです。毎月狙う銘柄を見定めて、資金をガンガン回転
させて利益率を上げていきましょう!

 

 

ワクワク度: 毎月発送されてくる株主優待の数々にワクワク!

 

株主優待券や商品は権利確定日の数ヶ月後あたりに自宅に郵送されてきます。
ふるさと納税と同じで忘れた頃にやってきてワクワクさせてくれるのが株主優待の
醍醐味と言ってもいいでしょう。

 

 

株式の銘柄毎に発送物は基本的には決まっていますが、無料でもらえるだけに、
日本人として嬉しい限りです。ちなみに、株主優待制度があるのは日本くらい
らしいです。そして、株主優待を取り入れて株価をうまくあげている企業もいる
とも言われているくらい、優待制度は株主にも株式会社にも重要なのです。

 

 

ゲットした株主優待券や商品は自分で使ってもよいですし、使わなければ金券
ショップに持ち込んだり、ヤフオクやメルカリに出品してもよいでしょう。
基本的は使い方は自由です。(転売禁止をうたう優待もありますのでご注意を)

 

 

毎月回転できる資金があれば、テレビでおなじみの元棋士の桐谷さんのような
株主優待生活も夢ではありませんね。毎日株主優待券の期限に追われながら自転車で
爆走して生き急いでいるイメージしかありませんが…笑

 

 

桐谷さんのように日々届く株式書類や優待品に部屋が埋もれてカオス化しないよう、
封筒開封用のレターオープナーやダンボール開封用カッターのダンちゃんといった
便利ツールで対応をしましょう。

 

 

リスクを極限にまで抑えた株主優待生活とふるさと納税生活のデュアルライフ体験
してみませんか?

 

 

株主優待タダ取り クロス取引 つなぎ売り メリット デメリット 特徴 

 

 

以上のように株主優待タダ取り(クロス取り・つなぎ売り)のメリット・デメリットを
お伝えしましたが、総合評価としてはランク☆4つと高評価になります。

 

 

証券会社口座を開設して必要資金を入金するだけで始められて、株主優待券が
実質無料でもらえてワクワクしながら使ったり換金したりできます。つまり、
欲しい株主優待株を売買する最低限の原資があれば、コツコツ型のお金に働いてもらう
ノーリスクローリターン投資になります。IPO投資との相性も抜群です。
さらに、株主優待券や商品をもらうことで、日々の生活費が節約できることを
考えると、支出を減らす知恵とも言えるでしょう。

 

 

次回は株主優待クロス取りにおすすめな、手数料が安く一般信用売りができる
証券会社の口座についてご紹介します。証券会社毎の特徴をつかんで状況に応じて
賢く使い分けましょう。


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